最近では、自分の生活スタイルにあった葬儀を選ぶ人が増えており、特に都市部では「家族葬」と呼ばれる葬儀スタイルが主流になっていると言われています。家族葬とは、家族や親戚、そしてごく親しい人などに会葬者を限定した葬儀スタイルのことで、葬列者の人数は20〜30名以下という小規模なものになります。
家族葬のメリットは、一般の会葬者の対応に追われることがなく、家族や親しい人たちだけで静かに故人を偲ぶことができるという点です。さらに会葬者の人数が小規模なため、一般の葬儀よりも費用を抑えられるというメリットもあります。一方で国民生活センターの公式サイトによると「増加する葬儀サービスのトラブル」(PDFが別窓で開きます)があるようです。注意が必要です。
ただし注意点としては、参列できなかった人が後日訪ねてきたときの対応をその都度しなければならないことや、香典が集まらず、費用負担が重くなってしまう場合があることなどが挙げられます。また、事前に周囲の理解を得ることも必要でしょう。
これから葬儀を実践してくれる業者を探すと言うのであれば、いろいろなやり方があるので試してみるようにしましょう。例えば、インターネットを利用するのもオススメです。ネット上には非常に多くの業者の口コミ情報をピックアップしてくれているサイトがあるので、参考にしてみると良いでしょう。
また、実際に業者にお願いしたときに、どんなプランを提供してくれるのかで決めるのも良い考え方です。業者によっては様々なサービスを提供してくれるので、非常にお得な葬儀を実践することができるでしょう。コストパフォーマンスが良く、非常に満足できるような結果を残すためには、とにかく最初の業者選びに最も時間を使うことになります。
また、どのくらいの予算を用意しているのかと言うことも業者に伝えて、スムーズに話をまとめられるように準備しておきましょう。
無宗教葬と言われるのは一定の宗教の因習によらない葬儀形式です。読経であるとか焼香といった一定の儀礼がない無宗教葬は、葬儀場が許容する範囲ならば自在に進行できます。その結果、自由葬と呼称されることもあります。
楽しい想い出の動画を流す、さらに好みだった曲の演奏を行なうそしてお別れのレターを読むといった表現も任意です。加えて、宗教の習わしによらないことから、焼香か献花かどうかも選択することが実現可能です。音楽葬のケースでは、献曲ということで演奏を使って見送ることも考えられます。
しかし、会場には、非常に大きな音を出すことができない葬儀場も存在するので、演奏することを望んでいる場合、会社との話し合い時に、そうしたことを伝えましょう。無宗教葬を選択する遺族には、遺志を演出したいと感じる人がいる反面、宗教に意味が見られないという考えで無宗教葬に決定する方もいます。